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カトウ光研

可視化計測を専門とするメーカー、カトウ光研では、裏面照射型センサーなどを先駆的に採り入れた高速、高画質モデルなど、7機種のハイスピードカメラを展開しています。

カトウ光研のハイスピードカメラ

k5

カトウ光研の製品写真1
引用元:カトウ光研公式HP(https://kk-co.jp/products/k5.php)

気体・液体の流れやノズル・噴霧・燃焼の可視化、溶接工程の可視化などに適した高感度ハイスピードカメラ。
PIV(粒子画像流速測定法)にも対応しているほか、カメラリンク出力による複数台同機種同士の同期撮影に対応しています。

撮影速度(fps) 8.000fps@640×480px/
最大120,000fps
シャッター速度 3μs
解像度 640×480px
記録時間 記載なし
感度(ISO) 記載なし
重量 約1.2kg
メモリ 8GB(標準)/16GB(増設モデル)

k6

カトウ光研の製品写真2
引用元:カトウ光研公式HP(https://kk-co.jp/products/k6.php)

PIVによる気体・液体の流れの高精度解析や、DICや運動解析の高空間分解能・高周波解析を行う場合のほか、溶接時の溶融箇所やシールドガスの可視化などに適したハイスピードカメラ。
1280×1028px時に2,000fpsを実現しているため、特に気流のPIV用途に向いています。USB-HUBを使用することによって、複数台の同機種間で同期撮影を行うことが可能です。

撮影速度(fps) 2,000fps@1,280×1,028px /
最大15,000fps
シャッター速度 3μs
解像度 1,280×1,028px
記録時間 3.27秒@1,280×1,028px
感度(ISO) 記載なし
重量 約1.3kg
メモリ  8GB(標準)/16GB(増設モデル) 

k7-USB

カトウ光研の製品写真3
引用元:カトウ光研公式HP(https://kk-co.jp/products/k7.php)

内蔵メモリとPCメモリを切り替えられるデュアルメモリシステムを持ち、ローコストながら高感度・低ノイズを実現したエントリーモデル。PIV(粒子画像計測法)の初期導入用カメラに適しています。
明視野から暗視野まで低ノイズ高感度で記録が可能なため、顕微鏡撮影にも活用できます。また、PC1台で同期のマルチカメラシステムを構築でき、複数台を同期させて運動解析を行うことができます。

撮影速度(fps) 200fps@1,280×1,024px/
最大4,000fps
シャッター速度 40μs
解像度 1,280×1,024px
記録時間 記載なし
感度(ISO) 記載なし
重量 210g(カメラヘッド)
メモリ 2GB

k8-USB

カトウ光研の製品写真4
引用元:カトウ光研公式HP(https://kk-co.jp/products/k8.php)

USBハブを経由し、PC1台でマルチカメラシステムを簡単に構築できるため、複数台の同期撮影による運動解析が可能です。
同期撮影時にはカメラ内蔵メモリを使用しますが、長時間撮影時にはPCメモリへの切り替えが可能。微弱発光や蛍光撮影などマイクロスコープでの撮影にも対応しています。非冷却ながらノイズを抑えた高感度撮影が可能なため、PIV(粒子画像計測法)の高画素撮影用にも向いています。

撮影速度(fps) 100fps@2,592×2,048px/
最大7,500fps
シャッター速度 52μs
解像度 2,592×2,048px
記録時間 記載なし
感度(ISO) 記載なし
重量 記載なし
メモリ 2GB

k9

カトウ光研の製品写真5
引用元:カトウ光研公式HP(https://kk-co.jp/products/k9.php)

USB3.0による手軽な運用が可能で、フルHD時に2,000fpsを実現した高感度ハイスピードカメラです。
気体・液体の流れをPIVにより高精度解析したり、DICによる変形や歪み分布の解析を行ったり、また溶接時の溶融箇所やシールドガスの可視化といった用途に適しています。USB-HUBを介して同機種複数台による同期撮影にも対応しています。

撮影速度(fps) 2,000fps@1,920×1,080px/
最大52,000fps
シャッター速度 3μs
解像度 1,920×1,080px
記録時間 記載なし
感度(ISO) 記載なし
重量 約1.3kg
メモリ 8GB(標準)/16GB(増設モデル)

VEO 1310/VEO 1010

カトウ光研の製品写真6
引用元:カトウ光研公式HP(https://kk-co.jp/products/phantomveo.php)

黒画像と実画像の2枚の撮影を繰り返し、毎フレームごとにノイズ除去を行うCDS機能(Correlated Double Sampling)を搭載し、高画質・高ダイナミックレンジを実現したモデルです。
PIVやDIC等の画像相関法を用いた計測において、ノイズの抑えられた高品質画像で解析を行うため、信頼性の高い結果の算出が可能です。また、2GBのデータを約6秒でPCに転送可能な高速イーサネットを装備しています。

撮影速度(fps) 10,860fps(VEO1310)、8,420fps(VEO1010)@1,280×960px/
最大316,930fps(VEO1310)、328,460fps(VEO1010)
シャッター速度 706ns(VEO1310)/1μs(VEO1010)
解像度 1,280×960px
記録時間 記載なし
感度(ISO) 記載なし
重量 記載なし
メモリ 18GB/36GB/72GB

TMX 7510/TMX 6410/TMX 5010

カトウ光研の製品写真7
引用元:カトウ光研公式HP(https://kk-co.jp/products/phantomtmx.php)

裏面照射型センサーを採用することによって、ISO125,000という高感度でありながら、白飛びなどの現象を捉えるハイスピードカメラ。
複数の画素を1つの画素とみなし、取り込む情報量を増やすと同時にデータ転送を高速化するビニングモードが利用でき、同モード時の撮影速度はセグメントフレームで1,516,000fps(TMX6410)を実現しています。シャッター速度は95nsとなっています。また、10GBのイーサネットを装備しており、高速データ転送が可能です。

撮影速度(fps) 76,000fps(TMX7510)
65,940fps(TMX6410)
50,725fps(TMX5010)@1,280×800px
シャッター速度 95ns
解像度 1,280×800px
記録時間 2.2秒@76,000fps(TMX7510)/2.5秒@6,5940fps(TMX6410)3.3秒@50,725fps(TMX5010)(1,280×800px)
感度(ISO) 125,000(モノクロ/カラー共・スタンダードモード)
重量 9.1kg
メモリ 最大512GB

カトウ光研は感度や高速撮影に優れた多種多様なハイスピードカメラを扱っていることが分かります。
どんな業界や用途で使用するにしても、オーバースペックなものを導入して持て余すことのないよう、自社が求める性能を把握することが大切。以下ページではどの業界・用途にどれくらいの撮影速度が必要なのかを簡単に解説し、製造現場・研究開発・特殊撮影の3つのシーンごとにオススメの会社を紹介しています。

カトウ光研のハイスピードカメラの活用事例

円管内爆発の観察

※引用元:カトウ光研公式YouTube
(https://www.youtube.com/watch?v=cL0b8OOyYLY&t=1s)

円柱管の内部で火薬を燃焼させた際に発生する衝撃波と燃焼波を可視化し、撮影したものです。使用機材はK5。
動画には、音速を超える衝撃波が幾重にも発生した後で、渦輪が形成されて上昇していく様子が鮮明に記録されています。音速を超える衝撃波を詳細に捉えるのは、高感度撮影が可能なハイスピードカメラならではといえます。

通常切削と超音波振動切削で生じるキリコの違いを観察

※引用元:カトウ光研公式YouTube
(https://www.youtube.com/watch?v=gagA154CQoE)

通常の切削から超音波振動切削に切り替えた時にキリコの状態がどのように変化するかを、ハイスピードカメラを使って観察しています。
通常切削では、キリコは小さい螺旋を描いています。超音波振動切削に切り替えた瞬間、キリコが緩やかなカーブを描くリボン状に変化したことがわかります。
キリコの発生状況や形状を詳細に観察することで、被削性や切削の抵抗性などの評価が容易になります。

カトウ光研の特徴

計測用光学機器の専門メーカー

カトウ光研は可視化計測を専門とするメーカー。通常目に見えないものを見える化し評価する可視化計測用の機器開発、中でも「流体現象の可視化」に特化した製品を中心とした提案を行っています。
同社が提案する「見える化」は、シミュレーション結果から視覚的分析を行うものではなく、実際の現象そのものを光学的に可視化撮影する「実測」で、設立当初からシュリーレン装置をはじめとした計測用光学機器を手がけてきました。

業務用ハイスピードカメラを扱う会社を見る

カトウ光研の会社情報

所在地 神奈川県伊勢原市石田737-2
営業時間 記載なし
電話番号 0463-91-1281
公式サイトURL https://kk-co.jp
THREE SELECTION
       
活用事例から見る!
シーン別ハイスピードカメラ3選
ハイスピードカメラを選ぶ上では、必要とするスペックや機能を把握することも大切ですが、導入後のイメージを明確にするために活用事例を参考にすることがおすすめです。ここでは、ハイスピードカメラの活用事例の多い3社とおすすめ製品を紹介します。(2021年10月1日時点)

製造現場で活用するなら

ASPINA シナノケンシ
シナノケンシ公式HPキャプチャ
引用元:シナノケンシ公式HP
https://plextor.jp/plexlogger/

活用事例数

製造現場:40件
研究開発:8件
特殊状況:0件

おすすめの理由

製造現場で求められる
スペックを満たし(100,000fps)
撮影・記録・解析機能が1台で叶う

研究開発での用途が多いなら

フォトロン
フォトロン公式HPキャプチャ
引用元:フォトロン公式HP
https://www.photron.co.jp/

活用事例数

製造現場:8件
研究開発:29件
特殊状況:0件

おすすめの理由

研究用に適した
撮影速度100万fps以上の
製品が多い (3製品)

特殊な状況での撮影が必要なら

ノビテック
ノビテック公式HPキャプチャ
引用元:ノビテック公式HP
https://www.nobby-tech.co.jp/

活用事例数

製造現場:12件
研究開発:28件
特殊状況:7件

おすすめの理由

防衛や宇宙関連など、
高度な技術を要する撮影にも
対応できる

※Googleで「ハイスピードカメラ」と検索して出てきた上位の28社の中から、公式HPに掲載されていた活用事例数が多い3社をピックアップしています。(2021年10月1日時点)
※活用事例の「特殊状況」とは、爆発や衝撃波などの事例を表しています。