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ASPINA シナノケンシ

シナノケンシが提案するのは、データロガーやモニタとパッケージ化された波形同期型ハイスピードカメラ。開発や製造の現場で発生するさまざまな現象を可視化して、問題解決に繋げます。

ASPINA シナノケンシの
ハイスピードカメラ

プレクスロガー(PLEXLOGGER)PL3

シナノケンシの製品写真1
引用元:シナノケンシ公式HP(http://plextor.jp/plexlogger/products/shiyo_pl3.php)

ハイスピードカメラとデータロガー、モニタがパッケージになったオールインワンの波形同期型ハイスピードカメラの最上位モデルです。
高速映像と波形データを同期記録することで、評価、検証、不具合解析などの作業効率が向上します。また、解析ソフトウェアが標準装備のため、現象の原因究明と解析結果レポート・エビデンス作成まで1台で完結。SSDに直接記録すれば、最長14時間連続で撮影が可能です。

撮影速度(fps) 100,000fps(最大)
シャッター速度 1/100,000秒
解像度 1,280×1,024px
記録時間 250fps、VGA設定時 
通常記録:約150秒、
長時間記録:約1時間17分
感度(ISO) 記載なし
重量 490g(カメラヘッド)/1.9kg(本体ユニット)
メモリ 16GB

プレクスロガー(PLEXLOGGER)PL2

シナノケンシの製品写真2
引用元:シナノケンシ公式HP(http://plextor.jp/plexlogger/products/shiyo_pl2.php)

オールインワンの波形同期型ハイスピードカメラの中位モデルです。
撮影速度やシャッター速度などのスペックはPL3と共通で、映像や制御信号の変化を捉えて記録を行う自動記録トリガや、マルチカメラ機能によるサーモグラフィ撮影にも対応。
PL3と異なる点はメモリ(8GB)で、記録時間は250fps、VGA設定時でおよそ約80秒。データ保存先はCFカードかネットワークフォルダ(LAN使用時)となっています。

撮影速度(fps) 100,000fps(最大)
シャッター速度 1/100,000秒
解像度 1,280×1,024px
記録時間 250fps、VGA設定時:約80秒
感度(ISO) 記載なし
重量 490g(カメラヘッド)/1.8kg(本体ユニット)
メモリ 8GB

プレクスロガー(PLEXLOGGER)PL1

シナノケンシの製品写真3
引用元:シナノケンシ公式HP(http://plextor.jp/plexlogger/products/shiyo_pl1.php)

オールインワンの波形同期型ハイスピードカメラのエントリーモデル。
上位の2機種同様に、画像トリガ、アナログ信号トリガ、外部接点トリガの3種類の自動記録トリガを備えています。また、プレクスロガー(PLEXLOGGER)はシリーズ共通してCマウント規格レンズに対応。ボアスコープ(硬性内視鏡)やファイバースコープ(軟性内視鏡)などの工業用内視鏡も、オプションで装着することが可能です。

撮影速度(fps) 32,000fps(最大)
シャッター速度 1/50,000秒
解像度 640×480px
記録時間 250fps、VGA設定時:約30秒
感度(ISO) 記載なし
重量 180g(カメラヘッド)/1.8kg(本体ユニット)
メモリ 2GB

シナノケンシのハイスピードカメラは、汎用性のある機能が備わっており、且つコンパクトで持ち運びがしやすいことが分かります。
どんな業界や用途で使用するにしても、オーバースペックなものを導入して持て余すことのないよう、自社が求める性能を把握することが大切。以下ページではどの業界・用途にどれくらいの撮影速度が必要なのかを簡単に解説し、製造現場・研究開発・特殊撮影の3つのシーンごとにオススメの会社を紹介しています。

ASPINA シナノケンシの
ハイスピードカメラの
活用事例

金属切削時の異常振動を可視化し、スピーディーな問題解決へ繋げる

※引用元:シナノケンシ公式YouTube
(https://www.youtube.com/watch?v=Xp5tHO3bXzc&t=19s)

金属切削工程をハイスピードカメラとデータロガーで記録することで切削時の切粉の形状・排出状況や被削材の状態を確認すると同時に、加速度センサ信号によって切削の異常振動を、力センサで切削抵抗を検出します。
さらに、マイク信号で切削時異音と挙動を可視化することも可能。切削条件を変化させて記録を取ることでノウハウを蓄積すれば、品質向上や効率化に繋げることができます。

アーク溶接工程の状態変化を解析し、品質を改善

※引用元:シナノケンシ公式YouTube
(https://www.youtube.com/watch?v=9-TiaibrpYE)

アーク溶接の工程を2000fps、シャッタースピード:1/100000で撮影したハイスピードカメラ映像です。溶接電流の波形データを同期させて可視化しています。
溶接池の動きやスパッタの飛散状況を溶接電流値とリンクさせて解析することによって、電流の変化に伴う溶接状態の変化が明確に。標準搭載されている解析技術によって溶接品質を向上させることが可能になります。

設備の不具合をとらえて、解析時間の短縮に貢献

実装コードの画像

※引用元:シナノケンシ公式HP
(https://jp.aspina-group.com/ja/case-studies/014/)

最長14時間の映像を記録できる「プレクスロガー PL3」を使って検証。 長時間記録モードを使用することで、不良が発生した瞬間から映像をさかのぼり、効率的に原因の特定をすることができました。

スローモーション映像に加えて、電流や電圧などデータ波形も1画面で解析でき、検証の圧倒的な効率化に成功。 不良発生時の異常検知から解析にかかるダウンタイムを30分まで短縮できました。

ASPINA シナノケンシの特徴

数多くの納入実績を誇るハイスピードカメラを無料でレンタル可能

シナノケンシは、精密モータやドライバなどのモータソリューション、動作検証・解析ツールといった産業ソリューション、デジタル録音図書読書機器や補聴器といった福祉・生活支援機器の3事業を展開するメーカーです。
同社の波形同期型ハイスピードカメラは、様々な製造系企業をはじめ、JAXAや東京大学など、著名な研究機関にも納入されています。(2021年10月時点)
解析ソフトウェアを標準装備し、小型で軽量なため、設置も簡単。初めて導入する方に向けて、無償でのトライアル撮影にも対応しています。

参考:シナノケンシ公式HP(http://plextor.jp/plexlogger/case/record.php)

業務用ハイスピードカメラを扱う会社を見る

その他ASPINA シナノケンシが取り扱っている製品

レンズ

ASPINA シナノケンシが提供するレンズは、単焦点レンズ、ズームレンズ、マクロズームレンズと多様なラインナップが揃っており、それぞれの撮影ニーズに柔軟に対応可能です。Cマウント規格レンズに対応しているため、市販されている汎用レンズも使用できる点が魅力です。さらに、拡張性が高く、コストも安いため、さまざまな撮影シーンで適切なパフォーマンスを発揮します。

  • 単焦点レンズ: 16mm, 35mm(F1.4 ~ F22)
  • ズームレンズ: 6xズーム, 11.5mm ~ 69mm
  • マクロズームレンズ: 6xズーム, 18mm ~ 108mm
  • エクステンダ: 2x、4x

照明機器関連

照明機器もASPINA シナノケンシの強みの一つであり、LED照明やメタルハライド照明を取り扱っています。これらの照明は高い照度と色温度を提供し、特に高精度な観察が必要な場面で力を発揮します。LEDハンディライトは、カメラヘッドに固定できる利便性があり、狭所での撮影にも対応可能です。

専用バッテリーユニット

専用バッテリーユニットは、長時間の撮影をサポートし、2時間以上の駆動時間を誇ります。LCD点灯時でも記録や再生をスムーズに行え、充電も約180分で完了するため、高い利便性を実現しています。また、LEDによる残量確認機能も搭載されており、操作の快適さを追求した設計が特徴です。

三脚・カメラスタンド

ASPINA シナノケンシが提供する三脚やカメラスタンドは、耐久性と柔軟性を兼ね備えており、各種撮影用途に対応可能です。中型三脚はコンパクトに収納・移動が可能であり、キャスター付きのカメラスタンドは周辺機材も載せて簡単に移動できます。

  • 中型三脚: 3way雲台タイプ
  • カメラスタンド: キャスター付きで移動が容易

雲台/アーム

撮影時の精度と利便性を高める雲台やアームも、ASPINA シナノケンシの強みの一つです。グリップ式自由雲台は180度の角度調整が可能で、XYテーブルにより、微調整が可能なピントやアングルの調整もできます。これにより、適切な撮影環境を簡単に整えることができます。

  • グリップ式自由雲台: 180度角度調整可能
  • XYテーブル: 前後50mm、左右55mmの微調整が可能
  • フリーアングルアーム: 三脚を置けない場所での撮影に便利

ASPINA シナノケンシの会社情報

所在地 長野県上田市上丸子1078
営業時間 記載なし
電話番号 0268-41-1840
公式サイトURL https://jp.aspina-group.com/ja/
THREE SELECTION
       
活用事例から見る!
シーン別ハイスピードカメラ3選
ハイスピードカメラを選ぶ上では、必要とするスペックや機能を把握することも大切ですが、導入後のイメージを明確にするために活用事例を参考にすることがおすすめです。ここでは、ハイスピードカメラの活用事例の多い3社とおすすめ製品を紹介します。(2021年10月1日時点)

製造現場で活用するなら

ASPINA シナノケンシ
シナノケンシ公式HPキャプチャ
引用元:シナノケンシ公式HP
https://plextor.jp/plexlogger/

活用事例数

製造現場:40件
研究開発:8件
特殊状況:0件

おすすめの理由

製造現場で求められる
スペックを満たし(100,000fps)
撮影・記録・解析機能が1台で叶う

研究開発での用途が多いなら

フォトロン
フォトロン公式HPキャプチャ
引用元:フォトロン公式HP
https://www.photron.co.jp/

活用事例数

製造現場:8件
研究開発:29件
特殊状況:0件

おすすめの理由

研究用に適した
撮影速度100万fps以上の
製品が多い (3製品)

特殊な状況での撮影が必要なら

ノビテック
ノビテック公式HPキャプチャ
引用元:ノビテック公式HP
https://www.nobby-tech.co.jp/

活用事例数

製造現場:12件
研究開発:28件
特殊状況:7件

おすすめの理由

防衛や宇宙関連など、
高度な技術を要する撮影にも
対応できる

※Googleで「ハイスピードカメラ」と検索して出てきた上位の28社の中から、公式HPに掲載されていた活用事例数が多い3社をピックアップしています。(2021年10月1日時点)
※活用事例の「特殊状況」とは、爆発や衝撃波などの事例を表しています。