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松電舎

松電舎は、「“視る”を全力サポートする」というコンセプトで光学機器の企画・製造・販売を行うメーカー。比較的低価格のモデルから高感度・高速のハイエンドモデルまで、4機種のハイスピードカメラを提供しています。

松電舎のハイスピードカメラ

CHU30-B-RS

松電舎の製品写真1
引用元:松電舎公式HP(https://www.shodensha-inc.co.jp/ja/chu30-c-rs-chu30-b-rs/)

42.6x35mmのコンパクトサイズで、M2x3の穴4箇所や、M3x3の穴3箇所を固定します。
USB3.0バスパワーで稼働。同梱のトリガー録画ソフトを使えば、トリガーが入った前後を記録、確認できます。

撮影速度(fps) 800fps@640×480px/最高1,000fps
シャッター速度 5μs
解像度 640×480px
記録時間 20秒@800fps(PCメモリ8GB時)
感度(ISO) 記載なし
重量 63g
メモリ 記載なし

CHU130EX

松電舎の製品写真2
引用元:松電舎公式HP(https://www.shodensha-inc.co.jp/ja/chu130ex/)

小型軽量ながら内蔵メモリを搭載しており、内蔵メモリ記録とDMA転送に対応したハイブリッドモデルです。
USB3.0バスパワーで動作。内蔵メモリ使用時はコマ落ちのないメモリーカメラとして、DMA転送時は実転送速度300MB超のフレームグラバーカメラとして、2通りの使用方法が可能です。

撮影速度(fps) 800fps@640×480/最大4,000fps
シャッター速度 10μs
解像度 1,280×1,024px
記録時間 8.7秒@800fps・640×480px
感度(ISO) 7.7V/lux.s(550nm時)
重量 210g
メモリ 2GB

CHU530EX

松電舎の製品写真3
引用元:松電舎公式HP(https://www.shodensha-inc.co.jp/ja/chu530ex/)

内蔵2GBの録画用メモリを使ったメモリーカメラと、実転送速度300MB超の高速シリアルバスを使ったフレームグラバーカメラのハイブリッドタイプ。
DMA転送モードでは64bitOSによる大容量のメモリが利用可能。内蔵メモリ使用時はUSB3.0の有効速度を超えたセンサーのフルスペック運用が可能になります。

撮影速度(fps) 800fps@800×600px/最大7,500fps
シャッター速度 10μs
解像度 2,592x2,048px
記録時間 5.6秒@800fps・800×600px
感度(ISO) 7.7V/lux.s(550nm時)
重量 210g
メモリ 2GB

CH71EXT

松電舎の製品写真4
引用元:松電舎公式HP(https://www.shodensha-inc.co.jp/ja/ch71ext/)

640×480pxで8,000fps、最大120,000fpsを実現したハイスピードカメラ。
高感度で、照明が厳しい環境下でも鮮明な高速撮影が可能なため、チップマウンターの異常動作の原因究明やトナー・インクジェット噴霧といった高速現象の解析に適しているほか、衝突・破壊・顕微鏡下など多岐にわたる生産現場、研究分野に対応しています。

撮影速度(fps) 8,000fps@640×480px/最大120,000fps
シャッター速度 1μs
解像度 640×480px
記録時間 記載なし
感度(ISO) 38V/lx.s(モノクロ)/20V/lx.s(カラー)
重量 約1.2kg
メモリ 8GB(標準)/16GB(増設モデル)

松電舎のハイスピードカメラは、低価格なものや高性能なものまで、選びやすいラインナップがあることが分かります。
どんな業界や用途で使用するにしても、オーバースペックなものを導入して持て余すことのないよう、自社が求める性能を把握することが大切。以下ページではどの業界・用途にどれくらいの撮影速度が必要なのかを簡単に解説し、製造現場・研究開発・特殊撮影の3つのシーンごとにオススメの会社を紹介しています。

松電舎のハイスピードカメラの活用事例

ドリルの挙動をスローモーションで検証

※引用元:松電舎公式YouTube
(https://www.youtube.com/watch?v=_MgQ6dn79l8&t=29s)

CHU30-C-RSでドリル切削を高速度撮影しています。穿孔が進むにつれてキリコが伸びていき、途中から形状が変化する様子が鮮明に観察できます。
キリコの状態などをチェックすることで、被削材に合わせた適切な切削条件を設定することが可能になります。

携帯電話落下の様子

※引用元:松電舎公式YouTube
(https://www.youtube.com/watch?v=oLtGTvAFngc&t=55s)

開いた状態の携帯電話(ガラケー)を落下させる様子を、CHU130EXで高速撮影した動画です。
携帯電話はディスプレイのある上部を下にして落下していきます。上部が床に衝突すると、衝撃でヒンジ部が曲がり、本体の接合部が一瞬開きます。同時に下部裏面の電池蓋が弾け飛んでバッテリーが飛び出していく様子などが捉えられています。

松電舎の特徴

「視る」を全力サポートする会社

松電舎は、顧客の「“視る”を全力サポートする」というコンセプトのもと、光学機器の企画・製造・販売を行うメーカーです。
取り扱う製品はマイクロスコープ、ハイビジョンカメラ、顕微鏡、顕微鏡カメラ、内視鏡/ボアスコープ、ハイスピードカメラ、UVCカメラ、LED照明、UVLED光源装置、サーモグラフィなど多岐にわたっており、さまざまな「視る」手段を網羅しているほか、大学と共同で内視鏡手術シミュレーターなどの開発にも携わっています。

業務用ハイスピードカメラを扱う会社を見る

その他松電舎が取り扱っている製品

ここではその他に松電舎が取り扱っている検査システムやハイスピードカメラ関連製品について紹介しますので参考にしてみてください。

2次元流体解析ソフトウェア Flownizer2D

ハイスピードカメラなどで撮影した動画像のデータを解析し、流速ベクトルとして数値化するための解析用ソフトウェアです。撮影してからデータ解析まで速やかな処理が可能であり、様々な流体の計測・解析に適しています。

2次元運動解析ソフトウェア DIPP-Motion V/2D

ハイスピードカメラによって撮影した画像や動画などをベースとして画像解析を行い、変位や角度、速度といった動的なデータなどを定量化して解析するためのソフトウェアです。

ハイスピードカメラだけでなく産業用カメラや市販のビデオカメラなどによって撮影された動画像も利用することが可能となっており、既存のシステムや環境へ導入しやすい点はメリットです。またマーカーがなくても追尾可能で、グラフデータはCSV形式で保存したりムービーに書き出したりもできます。

長時間録画ソフトウェア SpeedWatcher

対象を長時間撮影しながら、突発的な事象が発生した際にそれをトリガー信号として撮影機能を作動させて、トリガー入力の前後の様子を録画できるソフトウェアです。

撮影可能な動画は1000/秒のハイスピードモードに対応しており、メモリへ保存するのでなくHDDやSSDへダイレクトに録画保存できることもポイントです。また保存形式は画像や動画に対応しています。

トリガー入力を無効化すればエンドレスの長時間撮影やループ録画をすることもできます。

簡易照明 SCH-SN48W

ハイスピードカメラの撮影環境に適した照明装置です。カメラとの同期が不要な常時点灯モデルで三脚へも接続できます。

超高輝度照明(三脚アダプタ付き) SCH-LTS100

ハイスピードカメラに対応した常時点灯照明装置であり、専用の三脚アダプタがパッケージされているモデル(三脚は別売り)です。超高輝度LEDによって明るさを保ちつつ、光量調整を行うことで撮影に最適な条件を追求できます。

SpeedWatcher動作確認済み 外付けSSD(1TB)

SpeedWatcherの動作環境に適合しているパソコンで、外付けSSDとして利用できる高速書き込み対応外部メディアです。USBはタイプCとなっており、メディアのデータ容量は「1TB」となっています。

CHU30/CHU135用長時間録画セット

松電舎のハイスピードカメラに合わせて導入できる長時間録画のためのプロダクトパッケージです。セット内容はソフトウェア(SpeedWatcher)、ノートパソコン、そして記録用外付けSSDとなっており、CHU-30やCHU-135に対応します。

CHU-30/CHU135動作確認済みパソコン

ハイスピードカメラとしてCHU-30やCHU-135の正常動作に対応しているi7搭載ノートパソコンです。オプションでソフトなども利用できます。

ハイスピードマイクロスコープ MCHU30RS-CDC/BDC

スローモーション観察ソフト「REAL Slow」とトリガー録画ソフト「Speed Capture」を標準附属しているハイスピードマイクロスコープです。毎秒800フレームで有効画素数640×480(VGA)の撮影が可能であり、低解像度の際には1000fpsの撮影が可能となります。

対象物の拡大と高速撮影を同時に叶えられる上、トリガー入力のオン/オフによってエンドレス録画や長時間録画を行うこともできます。なお連続録画にはオプションの長時間録画レコーダーを追加可能です。

松電舎の会社情報

所在地 大阪府大阪市北区万歳町4-12浪速ビル東館7F
営業時間 10:00〜19:00(ショールーム。完全予約制)
電話番号 06-6364-3000
公式サイトURL https://www.shodensha-inc.co.jp/
THREE SELECTION
       
活用事例から見る!
シーン別ハイスピードカメラ3選
ハイスピードカメラを選ぶ上では、必要とするスペックや機能を把握することも大切ですが、導入後のイメージを明確にするために活用事例を参考にすることがおすすめです。ここでは、ハイスピードカメラの活用事例の多い3社とおすすめ製品を紹介します。(2021年10月1日時点)

製造現場で活用するなら

ASPINA シナノケンシ
シナノケンシ公式HPキャプチャ
引用元:シナノケンシ公式HP
https://plextor.jp/plexlogger/

活用事例数

製造現場:40件
研究開発:8件
特殊状況:0件

おすすめの理由

製造現場で求められる
スペックを満たし(100,000fps)
撮影・記録・解析機能が1台で叶う

研究開発での用途が多いなら

フォトロン
フォトロン公式HPキャプチャ
引用元:フォトロン公式HP
https://www.photron.co.jp/

活用事例数

製造現場:8件
研究開発:29件
特殊状況:0件

おすすめの理由

研究用に適した
撮影速度100万fps以上の
製品が多い (3製品)

特殊な状況での撮影が必要なら

ノビテック
ノビテック公式HPキャプチャ
引用元:ノビテック公式HP
https://www.nobby-tech.co.jp/

活用事例数

製造現場:12件
研究開発:28件
特殊状況:7件

おすすめの理由

防衛や宇宙関連など、
高度な技術を要する撮影にも
対応できる

※Googleで「ハイスピードカメラ」と検索して出てきた上位の28社の中から、公式HPに掲載されていた活用事例数が多い3社をピックアップしています。(2021年10月1日時点)
※活用事例の「特殊状況」とは、爆発や衝撃波などの事例を表しています。