ハイスピードカメラでは「フリッカー現象」と呼ばれるものが発生することがあります。ここでは、フリッカー現象とは何かについてと、写真に与える影響、どのように対処すれば良いのかなどについて解説します。
フリッカー現象とは、例えば蛍光灯の下で撮影をした際に起こる厄介なトラブルです。
明るく光っている蛍光灯は高速で、点滅しているのですが、人間の目には見えません。
ですが、カメラには影響を与えてしまい、画面の一部の色合いが変化したり、横筋が写り込んだりするのがフリッカー現象です。
フリッカー現象が起こってしまうと、撮影した写真の上と下で異なる色合いになったり、縞模様が入って見栄えが悪くなったりします。
蛍光灯の点滅によって発生するフリッカー現象は、点滅している以上にシャッタースピードを速めた場合に大きな影響を受けやすいです。これは、ハイスピードカメラが高性能であることが関係しています。
高性能なハイスピードカメラでは、蛍光灯が点滅している回数よりも速くシャッタースピードを設定することが可能です。すると、目には見えない蛍光灯の点滅の合間が撮影される形となり、明暗差が原因でフリッカー現象が起こります。
フリッカー現象はLED蛍光灯でも発生する現象です。
外で撮影する際にはほとんど心配はありませんが、屋内の蛍光灯の下で撮影する際は、フリッカー現象が発生する可能性について考えておかなければなりません。フリッカー現象が起こった場合、質の悪い写真になってしまいます。
フリッカー現象対策としては、いくつか方法があります。代表的な方法について解説します。
蛍光灯が点滅しているタイミングでシャッターを切ってしまった場合にフリッカー現象が起こるため、蛍光灯の点滅に合わせる形でシャッタースピードを調整する方法があります。
例えば、東日本では1秒間に100回点滅をしているので、シャッタースピードを1/100以下にしましょう。西日本は1秒間に120回点滅しているので、1/120以下のシャッタースピードに設定します。手軽にできて効果的な対策です。
参照元:システム・ケイ(https://systemk-camera.jp/camera-blog/knowledge/what-flicker.php)
蛍光灯が点滅しているからこそフリッカー現象が起こるので、蛍光灯を消灯し、撮影用照明を使用する方法があります。ストロボライトや定常光ライトなどを活用してみましょう。
ハイスピードカメラの中には、フリッカー現象を抑えるためのフリッカーレス機能が搭載されたものがあります。比較的新しいプロ仕様のカメラであれば搭載されていることが多いです。
また、フリッカーレスほどの効果は期待できませんが、フリッカー低減機能を搭載しているカメラもあります。こういったものを活用することにより、フリッカー現象によるトラブルを抑える効果が期待できます。
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