登場した当初と比べると身近になってきたハイスピードカメラではありますが、これまでにどのような歴史があるのでしょうか。カメラの始まりから現在のように発展するまでについて紹介します。
カメラが誕生したことにより、大切な時間を思い出としてだけではなく、写真として残せるようになりました。
カメラの原点として知られているのが、ピンホール現象です。ピンホール現象とは、暗い部屋の壁に小さな穴を開け、そこから入り込んだ光が反対側の壁に届いた際、外の景色が逆さになって映る現象をいいます。
この現象を用いて16世紀に「カメラ・オブスクーラ」と呼ばれる写真鏡が発明されました。その後、1826年のフランスで初めて写真撮影に成功します。
なお、日本に写真が伝わったのは江戸時代になってからです。
参照元:関西写真部SHARE(https://share-photography.com/camera-history/#i)
世界初の高速度写真撮影に成功したのは、1851年のことです。火花放電の技術を使い、高速度写真撮影が行われました。撮影を行ったのは、英国の写真発明家であるWilliam Henry Fox Talbotです。
ライデン瓶に電荷を蓄え、それを空中で放電させる仕組みによって発光を作り、回転版に取り付けたLondon Times紙の文字を静止画として写真に収めました。
その後も火花写真の研究は続けられ、質の高い火花写真撮影手法が完成されていくことになります。
参照元:高速度カメラの歴史背景とトピック(http://www.anfoworld.com/TopicHistries.html)
1867年になると、50枚の連続写真ができる高速度カメラが提案されました。円形にした感光材を回転させることにより、連続して写真撮影が行えるといった内容の提案です。
現在の連続写真撮影と同じように、このカメラが開発されることにより、さまざまな人や動物の動きを連続してカメラに収められるとの提案でした。ただ、この技術については提案に終わっています。
その後、複数台のカメラを用いて次々と写真を撮影する形で、連続写真の撮影に挑む取り組みも行われました。
1882年になるとフランス大学の教授であるマーレー博士によって写真銃が開発されます。この写真銃は、銃に取り付けられた1台のカメラを使い、高速度での複数写真撮影ができるものです。
その後、高精度な高速度カメラの開発に成功したのは、米国の精密機械製造会社であるフォトソニックス社です。Acme機械を作ったフィルム送り機構技術を活かす形で傑出した高速度カメラの製造に成功しています。
開発と研究が続けられ、高速で撮影できる固体撮像素子が開発されたこともあり、ハイスピードカメラは目覚しく成長していきました。
2008年にもなると、非常にコンパクトなタイプの高速度カメラが開発され、話題となります。2018年はさらに小型の高速度カメラも開発されました。
サイズだけではなく、性能面も進化しており、現在では数千~数十万fpsの高速撮影に対応するようなハイスピードカメラも登場しています。同時にハイスピードビデオも発展してきました。
このように、フィルム撮影時代から行われてきたハイスピード撮影は、非常に長い歴史を持ちます。
参照元:高速度カメラの歴史背景とトピック(http://www.anfoworld.com/TopicHistries.html)
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