エフ・アイ・ティー・パシフィックは自動車の安全性能向上のためのソリューションなどを提供する技術商社です。同社が提供するドイツPCO社製のハイスピードカメラは、衝突安全性の評価試験などに活用されています。
引用元:エフ・アイ・ティー・パシフィック公式HP(https://as.fitpacific.com/pco/index.html)
pco.dimax CSシリーズは、オンボード、オフボードやスレッド試験といった車の衝突試験を中心に、様々なアプリケーションに対応するように設計されています。小型軽量で耐久性が高い車載カメラで、さまざまな部位に取り付けが可能です。
撮影速度(fps) | 1102fps、1603fps、3086fps |
---|---|
シャッター速度 | 記載なし |
解像度 | 2016×2016px(cs4)/1920×1440px(cs3)/1296×1024px(cs1) |
記録時間 | 記載なし |
感度(ISO) | 1250〜16000(モノクロ)/160〜6400(カラー) |
重量 | 0.985kg |
メモリ | 9GB |
エフ・アイ・ティー・パシフィックのハイスピードカメラは、コンパクトで耐久性が高いため、車載用としても使用できることが分かります。
どんな業界や用途で使用するにしても、オーバースペックなものを導入して持て余すことのないよう、自社が求める性能を把握することが大切。以下ページではどの業界・用途にどれくらいの撮影速度が必要なのかを簡単に解説し、製造現場・研究開発・特殊撮影の3つのシーンごとにオススメの会社を紹介しています。
※引用元:エフ・アイ・ティー・パシフィック公式YouTube
(https://www.youtube.com/watch?v=kbdKGvgw2ks&t=1s)
米国道路安全保険協会(IIHS)が実施している安全性能評価試験で、同社のハイスピードカメラが使用されました。
こちらの動画には、大型トラックに乗用車が追突し、大型車の下に潜り込んでエンジンルームが破壊される様子と、ドライバーの体が揺さぶられる様子、展開したエアバッグがドライバーの頭部を受け止める様子などが詳細に記録されています。
動画には他にも、水面に水滴が落下することによってもたらされる複雑な動きや、カワセミが魚を捕らえる様子が紹介されており、一瞬の動きをはっきりと見ることができます。
※引用元:エフ・アイ・ティー・パシフィック公式YouTube
(https://www.youtube.com/watch?v=Z6UUVyOnogE)
チャイルドシート内の幼児ダミーの挙動チェック、側面衝突実験によるサイドエアバッグの性能評価に、同社のハイスピードカメラが使用されています。
自動車事故によって幼児の頭部が激しく揺さぶられると、脳に深刻なダメージを及ぼすことがあります。チャイルドシートの安全性向上のためには、乗員の挙動を詳細に観察することが不可欠です。
動画では側面衝突実験におけるダミーの挙動、またチャイルドシートに乗っていない幼児の体が衝突時に投げ出される様子なども鮮明に記録されています。
エフ・アイ・ティー・パシフィックは、自動車の衝突安全性の開発試験に使用される実験装置や実験用人体ダミー、加速度計などの開発製造や輸入販売、医療・介護福祉用具の製造販売、情報関連機器を扱う技術商社です。
同社が扱うハイスピードカメラはドイツPCO社の製品で、米国道路安全保険協会(IIHS)の安全性評価試験をはじめ、自動車の安全性能に関わる実験で多く使用されています。
エフ・アイ・ティー・パシフィックのそのほかの製品について、特徴や注目ポイントをそれぞれまとめました。
自動車などの衝突安全試験に使用されることの多い試験機です。空圧式射出装置でスレッドに加速をかけながらコンピュータ制御油圧サーボバルブ式ブレーキで加速度を変化させていきます。そうすることで、パルスが生じます。
こちらは、加速式の試験機とは異なり、航空機シートやチャイルドシートなどの衝突安全実験に、主に使用されます。目的パルスを生じさせるために、レール上でスレッドを加速して衝突速度でワイヤーベンディング式減速装置に衝突させます。
車両搭載用の機器です。TE Connectivity Sensor Solutionsの車両搭載衝突試験用単軸および3軸加速度計は、ダンピングタイプ・オーバーロード機構を備えています。そのため、高速の衝撃試験においても、ショック保護が可能です。
自動車衝突試試験を用途とするベルト移動量測定装置です。IIHSスモールオーバラップにも使用できます。サイズは68×56×21立方mm、重さは110g、そしてレンジはプラスマイナス102.4cmです。
多点軸になっているので、それぞれのポイントからX軸およびY軸の計測が可能です。主な計測構成要素はLEDおよび光センサ受光部です。注目すべきポイントとしては、光学画像センサーの較正を正確に行えること、普段利用しているデータ収集装置への接続が可能なこと、そして RibEyeソフトウエアまたはデータ収集装置メーカーソフトウエアでの制御が可能なことなどがあげられます。温度補償範囲は65~85℃、そして作動温度の範囲は0~100℃です。
腹部のリスク傷害をこまかく評価する際に、欠かせない装置です。DOREL JUVENILEや独国ADACなどで用いられています。センサーにかかっている圧力を、圧力セルによって測る仕組みになっています。圧力セルは、キャップ内に埋め込まれています。現在取り扱いのあるAPTSは、Qダミー用とTHORダミー用です。それぞれ3サイズずつの製品展開があります。
主要な自動車メーカーや研究機関などで採用されている製品です。試験規格は複数ありますが、それぞれに対応した製品ラインナップがあります。Front Impact (前面衝突試験)の型式は「ECE R94」「PDB-XT」「MPDB」「FULL-WIDTH Frontal Overlap Test」です。これらのうち、サイズが最も大きいのは、2種類ある「FULL-WIDTH Frontal Overlap Test」のひとつで、横幅2000×高さ1000×奥行き300です。
所在地 | 東京都台東区浅草橋3-20-15 浅草橋ミハマビル4F |
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営業時間 | 記載なし |
電話番号 | 03-5820-7021 |
公式サイトURL | https://www.fitpacific.com |
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