このページでは、ハイスピードカメラの価格についてまとめています。価格帯によってカメラの解像度や対応可能なフレームレートは異なってきますので、あわせて参考にしてみてください。
個人向けのハイスピードカメラとしては、基本的にフレームレート120fpsまでの機種が主流になっています。
近年では、家庭向け「ミラーレス一眼カメラ」でも動画の撮影機能は大幅に向上していますから、例えば、APS-Cのセンサーサーズであれば、10万円代後半から20万円代までの価格帯のカメラでも、充分高速撮影を楽しむことができるでしょう。
センサーサイズが35mmすなわちフルサイズになると、価格帯も上がってきます。20万円代後半から40万円代がおおよその相場となりそうです。(※1)価格の違いは、対応可能なフレームレートのスピードはもちろん、撮影できる解像度にも関わってきます。4K/120fps撮影は、ひとつの基準になるでしょう。
生産現場で導入されているハイスピードカメラは、事業向け製品を販売するサイト「モノタロウ」では、およそ7万円代から販売されています。参考までに、工業用カメラの統一規格である「Cマウント」レンズを取り付けることができる「アズワン」社のハイスピードカメラは、およそ40万円で販売されています。(※2)価格帯としては、おそらく数十万円代で推移しているようです。
一方、研究開発の分野におけるハイスピードカメラは、価格帯を一概に示すことが難しそうです。参考までに、ハイスピードカメラの代表的なメーカーである「フォトロン」社が販売しているハイスピードカメラ、「FASTCAM Nova S16」(100万画素/16,000fps)は、販売価格11,000,000円(税込)と非常に高額になっています。(※3)大手メーカーや公的な研究機関でなければ導入することが難しい価格帯であることは、間違いないでしょう。
最後に、映像制作におけるハイスピードカメラの価格帯を見てみましょう。例えば、アメリカの「Freefly」社が販売する映像制作向けのハイスピードカメラ「Wave」は、9,995ドル(1TBSSDモデル)で販売されています。(※4)ドローン空撮とも組み合わせるカメラであることを考えれば、映像制作におけるハイスピードカメラの導入ハードルは大幅に下がってきていると言えるでしょう。
一方、ブロードキャスティングなど、メディア向け映像制作におけるハイスピードカメラでは、使用される機種が異なるため、価格帯もまた異なってくることが予想されます。
ここからは、ハイスピードカメラの費用例を紹介します。商品の特徴もあわせて紹介していますので、参考にしてみてください。
CHU30-C-RS / CHU30-B-RSには、スローモーション観察ソフトとトリガー録画ソフトの2つのソフトウェアが標準装備されています。カラーカメラとモノクロカメラがあり、色ではなく明るさが必要な場合はモノクロカメラが適しています。どちらも価格は同じです。
スローモーション観察ソフトを使えば、その先の動作を即スローモーションで観察でき、静止画や短い動画の保存も可能です。ドライブレコーダーのように、トリガーの前後を記録確認もできます。高性能なハイスピードカメラが、税込30万円強と低価格で購入できます。
QDCAMは、スポーツ向けのハイスピードカメラです。FHD4倍速スーパースロー撮影にも対応しています。スローモーションも滑らかに再生でき、スポーツ解析に適したカメラです。EVSや Avidなどのスローモーションシステムへの接続もできます。
グローバルシャッター CMOSイメージセンサーで撮影すればゆがみが起きないため、動きの速いスポーツの撮影にも適しています。SMPTEの光カメラケーブルを使用した光伝送システムを使用して、スタジアムなどでのスポーツ中継も可能です。
MEMRECAM HX-3は、カメラ本体のみ1週間352,000円(税込)でレンタルできるハイスピードカメラです。500万画素で高速撮影ができます。活用できる用途は、研究開発から生産技術分野まで、幅広いニーズに応えてくれます。
WINDOW MOVE機能を使用すれば指定した撮影箇所を画面の中心に表示することができ、拡大撮影時のカメラの微調整が容易にできます。熱に弱い対象物、低照度環境下での撮影にも強く、明るく鮮明な映像を取得することが可能です。
MEMRECAM Q1vは1か月902,000円(税込)でレンタルすることができる、小型サイズの一体型ハイスピードカメラです。撮像素子は30万画素、モノクロISO 50,000となっています。手のひらサイズよりも一回り小さいため、狭所や高所での撮影、顕微鏡などと組み合わせての拡大撮影まで、さまざまな分野で活用できます。
産業用ロボットにカメラを搭載すれば、指定した撮影箇所にロボットが自動的に移動して撮影してくれます。
1日55,000円(税込み)からレンタルできるATOM one SSM500。カメラ内部にレコーディング機能を備えており、EVSでのオペレートも可能としています。外形寸法190(L)×60(W)×60(H)mm(レンズ制御BOX除く)、重量900gの超小型ハイスピードカメラです。
スポーツの撮影など、さまざまなシーンでの利用に応えてくれます。
製造業や研究開発の現場において、目に見えない高速な現象を可視化するハイスピードカメラは、製品の品質向上やトラブルシューティングに欠かせないツールとなっています。しかし、高機能で高価な機材であるため、導入には慎重な検討が必要です。
まず重要なのは、「何を」「どのような環境で」撮影したいのかを明確にすることです。落下試験、流体解析、切削加工の観察、生産ラインの異常検知など、目的によって適したカメラのスペックは大きく異なります。対象物の移動速度やサイズ、撮影範囲などを事前に詳細にリストアップしておきましょう。
ハイスピードカメラの性能を左右する大きな要素が、1秒間あたりの撮影コマ数を示す「フレームレート(fps)」と「解像度」です。一般的に、フレームレートを高く設定すると解像度は下がる傾向にあります。対象物の動きの速さに合わせて必要なフレームレートを算出し、その速度において分析に十分な解像度が得られるモデルを選択することが重要です。
高速撮影では1コマあたりの露光時間(シャッタースピード)が非常に短くなるため、映像が暗くなりがちです。そのため、カメラ自体の「センサー感度」が重要な指標となります。十分な照明の確保が難しい現場や、熱に弱い対象物を撮影する場合は、高感度センサーを搭載したモデルを選ぶ必要があります。同時に、高速撮影に対応した専用の照明機材の導入も併せて検討しましょう。
カタログ上のスペックだけでカメラを選定するのはリスクが伴います。導入前には、必ず実際の現場でデモ撮影を実施しましょう。現場特有の振動、スペースの制約、既存の照明のちらつき(フリッカー)など、実際の環境要因が撮影にどのような影響を与えるかは、現場で稼働させてみないと正確には分かりません。
現場の担当者がスムーズに機材を扱えるかどうかも、導入後の運用を左右する重要なポイントです。カメラのセッティング、録画のタイミングを決めるトリガー設定、大容量データの保存や転送、解析ソフトウェアの使い勝手など、デモ撮影を通じて一連のワークフローを体験し、操作性に課題がないかを確認してください。
デモ撮影を行うメリットは、「このカメラを導入すれば、現在抱えている課題を本当に解決できるのか」を実証できる点にあります。自社の対象物が鮮明なスローモーション映像として可視化され、歩留まり改善や原因究明につながるという確証を得ることは、社内で高額な機器の導入稟議を通すための強力な説得材料となります。
BtoB向けのハイスピードカメラは個人向けのよりもコストは高め。そのため、選定はどうしても慎重にならざるを得ないでしょう。製品のスペックや性能を比べることも大事ですが、それよりも前に検討する上で知っておきたい基礎知識をまとめています。ハイスピードカメラの価格帯以外の情報も知りたい方は参考にしてみてください。
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溶接・レーザー接合
・金属積層など
材料接合分野
おすすめの製品一例
強発光を伴う材料接合プロセスも
鮮明に記録する
MEMRECAM GO
| 撮影速度 | 220,000fps |
|---|---|
| 感度 | モノクロISO 100,000 カラーISO 20,000 |
| 筐体サイズ | 128×128×135mm、約2.9kg |
電子部品・精密機器・医療機器など
実装・組立分野
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組立工程の微細な動作を
正確に捉える
HAS-D71
| 撮影速度 | 最大120,000fps |
|---|---|
| 解像度 | 最短3μs |
| シャッタースピード | 640×480(VGA) |
航空宇宙・高速飛行・爆発など
研究分野
おすすめの製品一例
ナノ秒スケールの現象も記録可能
Phantom TMX 7510
| 撮影速度 | 1,750,000fps |
|---|---|
| センサー | 裏面照射型 (BSI CMOS) |
| 解像度 | 1,280,×800ピクセル |