シャッタースピードは写真の質を左右する重要なポイントです。このページではシャッタースピードの意味や調整のポイントなどを解説します。
シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のことを指します。1秒・1/60秒・1/250秒・1/500秒と表しており、シャッタースピードを変更することによって、動きのある被写体の写り方を変えることが可能です。
シャッタースピードを速くすれば光が撮像素子にあたる時間が短縮され、遅くすれば撮像素子にあたる時間が延長されます。ただシャッタースピードが遅い状態だとシャッターが開いている時間が長いため、シャッターが開いている時間にカメラが動く手ブレや被写体が動く被写体ブレの状況になりやすので注意が必要です。
シャッタースピードを速くすれば、被写体がまるで止まっているかのような写真が撮影できます。それは被写体の一瞬の動きを捉えた一枚だからです。そのため手ブレや被写体ブレも起こりにくくなり、目ではとらえにくい決定的な瞬間も残すことができるでしょう。たとえば動いている新幹線や野球のボールを打つ瞬間などの写真を撮影するケースで活用できます。
もしシャッタースピードを遅くすると、動いている被写体がブレたような写真になってしまいます。これはシャッターが長く空いている間に被写体が動いた、または手ブレが起きたからです。遅いシャッタースピードで撮影する場合には三脚を用いるなどの対策を講じた方がいいでしょう。
シャッタースピードによって、全く異なる雰囲気の映像・画像が残せます。たとえば噴水を撮影するだけでも、シャッタースピードを上げるだけで、水滴が止まったかのような映像・画像になるでしょう。
ハイスピードカメラを選ぶとき、被写体の速度に適したカメラを選ばなければ、ブレた映像・画像しか撮影できないこともあります。そうなればコストが無駄になってしまうだけなので、適切な性能のカメラを慎重に選ぶことが大切です。
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