島津製作所は分析計測機器、医用機器、産業機器、航空/海洋/磁気計測機器のメーカー。創業時より「科学技術で社会に貢献する」を社是に掲げる同社では、超高速現象の解析に力を発揮する1,000万fpsのハイスピードカメラを開発・製造しています。
衝撃波の発生と伝播、航空・宇宙材料の高速衝撃試験、燃料噴射装置の噴射過程といった超高速現象を可視化するためには、100万分の1秒以下の時間分解が必要とられていますが、Hyper Vision HPV-X2ならば1,000万分の1秒を鮮明に捉えることができます。
2台のカメラを同期させれば3次元画像解析も可能なため、さまざまな超高速現象の解析に力を発揮します。
撮影速度(fps) | 1,000万fps |
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シャッター速度 | 50ns |
解像度 | 5万画素(HPモード)/10万画素(FPモード・400×250px) |
記録枚数 | 最大256枚(HPモード) |
感度(ISO) | 記載なし |
重量 | 約6.4kg(カメラヘッド) |
メモリ | 4GB |
島津製作所のハイスピードカメラは、製造現場に留まらない、航空や宇宙関連などの高度な技術の撮影にも対応していることが分かります。
どんな業界や用途で使用するにしても、オーバースペックなものを導入して持て余すことのないよう、自社が求める性能を把握することが大切。以下ページではどの業界・用途にどれくらいの撮影速度が必要なのかを簡単に解説し、製造現場・研究開発・特殊撮影の3つのシーンごとにオススメの会社を紹介しています。
炭素繊維強化プラスチックは限界荷重で瞬時に破断するため,破断過程を詳細に観察するには1,000万コマ/秒の撮影速度が必要です。
公式サイトの動画では、外側から徐々に亀裂が入って繊維が引き伸ばされていく様子が鮮明に記録されています。
半導体集積回路の基本であるMOS(金属-絶縁膜-シリコン)デバイスに故障が発生する様子をハイスピードカメラで捕らえました。
公式サイトの動画では絶縁破壊によって金属の薄膜電極が閃光を発し、絶縁膜から剥離していく様子が観察できます。
島津製作所は分析計測機器、医用機器、産業機器、航空/海洋/磁気計測機器などの分野で事業展開を行うメーカー。その歴史は古く、1875年(明治8年)に理化学機器のメーカーとして創設されました。
「科学技術で社会に貢献する」を創業当時から社是として掲げ、新エネルギー開発支援や、病気の早期診断・新薬開発の支援など、科学技術で社会のニーズに応える事業を広げています。
所在地 | 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 |
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営業時間 | 記載なし |
電話番号 | 075-823-1111 |
公式サイトURL | https://www.shimadzu.co.jp |
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