カメラを選ぶ際、必ずFPSや撮影速度という文言を目にするはずです。このページでは、撮影速度(FPS)の意味や数値の差について紹介しています。
FPSはframes per secondの略でフレームレートと呼ばれ、これは1秒間の動画が静止画の枚数を示す単位のことです。例えばパラパラ漫画をイメージすると、パラパラめくる絵の枚数が少なければ不自然な動きになり、枚数が多ければ非常にスムーズな動きになるでしょう。そのためFPSが高いほど滑らかな動画になります。
1fps・3fps・24fps・25fps・30fps・50fps・60fps・120fpsなどと表記され、たとえば30fpsなら1秒間に30コマで記録されている状態です。基本的に人の目で見たとき、スムーズに思える動画は、24から30fps程度とされており、日本のテレビの場合30fpsに設定されています。そのため日本人にとって、30fpsのフレームレートであれば違和感はほとんど覚えないでしょう。
目にもとまらぬ一瞬を撮影するのであれば、1秒間に100コマから10,000コマ以上撮影ができるハイスピードカメラで撮るのがオススメです。
以下のページでは業界や用途によって、どのくらいの撮影速度が必要になってくるのか解説し、
製造・研究・特殊撮影の3つのシーン別にオススメの会社を紹介しています。
フレームレートの数値が高くなればなるほど、なめらかな動画になってきます。
例えば100メートルを世界記録である9秒9で走った動画を撮影するときを考えていきましょう。
フレームレートの数値によって、上記のような違いが出てきます。
フレームレートによって、一般的な用途が異なってきます。
動画のフレームレートが高ければ高いほど、スムーズな綺麗な動画が撮影できるのは事実です。しかし高いほど良いというわけではありません。フレームレートが高いことで、デメリットもあるため注意が必要になってきます。
上記でも伝えたように、フレームレートが高くなれば1秒間のコマ数も増えてしまい、データの容量も必然と大きくなってしまいます。データ容量が大きくなってしまうと、ネット回線にも負荷がかかることも。そのため保存やアップロードに時間を要し、スムーズの再生ができないなどのトラブルが生じてしまうこともあるでしょう。
動画ファイルの容量を変更せずに、フレームレートを高くすれば、コマ数が増えるため、1枚当たりに使用できる容量が減ってしまいます。そのためスムーズな動画に関わらず、画質が劣化し、粗い状態の画像になるでしょう。つまりファイルの容量に応じて、画質とフレームレートを調整することが大切です。
関連記事をPickUP
製造現場で活用するなら
活用事例数
製造現場:40件
研究開発:8件
特殊状況:0件
おすすめの理由
製造現場で求められる
スペックを満たし(100,000fps)
撮影・記録・解析機能が1台で叶う
研究開発での用途が多いなら
活用事例数
製造現場:8件
研究開発:29件
特殊状況:0件
おすすめの理由
研究用に適した
撮影速度100万fps以上の
製品が多い (3製品)
特殊な状況での撮影が必要なら
活用事例数
製造現場:12件
研究開発:28件
特殊状況:7件
おすすめの理由
防衛や宇宙関連など、
高度な技術を要する撮影にも
対応できる